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南大東島と北大東島の話 その6 幻の魚 [旅行のこと]

島の中心地のお店までちょっと歩いて晩ごはんを食べに。
大東諸島では、ここでしか食べられない魚、というのがあり、
このごはん処ではそのひとつ、「ナワキリ」のお刺身を食べることができるそう。
さっそくお願いしてみました。
これです。
なわきり.jpg
白身の魚で味はけっこう淡泊でした。
近くに座っていた別のお客さんが自分たちが食べているものをちょっとずつわけてくださり、
けっこういろいろな種類のものを食べることができました。

この後、たまたま隣に座った方と話していたときに「ダルマ」の話になりました。
そう、この「ダルマ」、食べてみたかったんですよ。
ちゃんとした名前は「アブラソコムツ」というムツの仲間で、

大東諸島では「インガンダルマ」や単に「ダルマ」と呼ばれています→wikiのダルマのページ
メニューになかったのであきらめていましたが、もともとメニューに載せていないのです。
載せていないというか載せられないというか…。

ダルマはたいへん脂ののったおいしい魚ではあるのですが、
その脂が人間の体では消化することが難しい脂で、
あまり食べ過ぎるとお腹の調子を損ねたり、「脂もれ」を起こすそうなので、
食べる人の体調や消化能力(?)にもよるけれど、お刺身にして五切れが限界なんだそうです。
人によってはいくら食べても大丈夫な人もいるし、一切れすらダメな人もいるようですが…。
せっかくだから食べたらいいさ、という流れになり、ふた切れほどフライにしていただくことにしました。
フライになったダルマ↓(横のは砂肝炒めです)
だるまフライ.jpg
恐る恐るひと口食べてみたら…おいしい!!!
さくさくで(←これはお店の方の腕)ジューシーでほんっとうにおいしい!
だるまフライ2.jpg
これならいくらでも食べられちゃいます。
ふた切れをペロリとたいらげ、たいへん良い心持でお店をあとにしました。
翌日、心配された脂漏れやお腹の不調はありませんでした。

数日後、別のところで獲れたばかりのダルマをお刺身で食べさせていただけるチャンス到来!
脂がのって、口に入れるととろけるおいしさで、あればいくらでも食べてしまえる感じでした。
が、ここでお腹を壊すわけにもいかないので五切れでやめておきました。
結局私のお腹は無事でした。。。
そういえば丈夫なんですよね、私のお腹。

↓さばかれているダルマ
生だるま.jpg


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