沖縄第一ホテルの朝食を食べに行く

沖縄の食に関する本を読んでいた時に出てきた「沖縄第一ホテルの朝食」は、
沖縄の食材をふんだんに使い、おひたしにしたり蒸かしたり、
味付けは極力うすめで素材の味を楽しもう！という感じの朝食で有名な模様。
ホテルに電話をし、8時、9時、10時の時間帯の中から選んで予約を取ります。


時間になったのでホテルに向かうと（別のホテルに泊まってた）、
同じ時間に予約をしたお客さんが2組ほど。
私はひとりでしたがその方たちとは別部屋の大きなテーブルに案内されました。
着いたときはすでにこの↓状態で、早くも期待が高まります！

真ん中の飲物はシークワサー、豆乳、サクナという珍しい植物のジュース。
サクナのジュースはそのままではかなり厳しいらしく、
パイン果汁が混ぜてあって飲みやすくなっていました。

ジュースの右のオレンジのは島人参とオクラ。
ジュースの左の緑のはオオタニワタリの新芽です。与那国の記事でも登場。

オオタニワタリの上はニガナの白和えとその右にアロエとセロリ。
アロエの上は青パパイヤと何かのおひたしみたいなの。
青パパイヤの横はハンダマのおひたし。
アロエとセロリの横の黄色いのは読谷あかねというイモ。ねっとりしておいしかった。
その横の茶色いのは田芋。こちらはほくほくです。
田芋の横は島らっきょう。
食器もかわいらしいですよね。

ウコンと紅芋のパン。はちみつ、ブルーベリー、ゴマのジャムをつけて。


ゆし豆腐。固まるまえのふわふわの豆腐。
うっすら塩味がついていて、お好みで一味をかけて。
この一味がまた超辛いので要注意。


ヘチマの炊いたやつと黒酢に3年漬け込んだ大豆、クワンソウというユリの花みたいなの。

このあと石垣島でお茶を買ったときにこのクワンソウが入っていたのですが、
神経を和らげる作用があるらしいですね。
いつものぼせ気味の私にぴったりです。

ミヤコゼンマイ。見切れてるのは生もずく。
ミヤコゼンマイは市場にあまり出回らない、珍しい野菜だそう。


長命草。これ、与那国島で食べておいしかったんですよね。
今回もおしょうゆをちょっとたらしていただきます。


ここで無添加のキビジュースをいただき、やさしい甘さにほっと一息。

緑豆と押し麦の沖縄風ぜんざい（あまがし）をいただいて

フルーツ。カキ、キウイ、みかん、真ん中の赤いのは生アセロラです。

アセロラはやわらかく、傷みやすいのでなかなか生のものを食べる機会はありません。

最後に何十種類かの薬草をブレンドしたお茶で終了です。
こちら、全53品目でカロリーは500キロカロリーちょっとなのです。
前日、テビチをつまみつつ相当飲んでいたので、このやさしいお料理たちは体にしみました。
小一時間かけてゆっくり朝食を食べたことなど初めてかもしれません。
いやはや、贅沢な時間を過ごさせていただきました！