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三月花形歌舞伎 昼の部 いまさら雑な感想 [歌舞伎]

いまさらですが・・・
そしてほんのり手元と頭があやしい状態で書いてますので。。。

一.矢の根

間抜けなことにせっかくの歌昇くんメインのお芝居なのに
双眼鏡をロッカーに格納しっぱなしという…
抽選の応募で頭がいっぱいだったからなぁ…

これ、いつ見ても思うけどもあの襷をかけるところの後見さんと
五郎が寝ているときに背中を支えている後見さんのたいへんそうなこと。
後見さんと俳優さんの奮闘とで成り立っているお芝居なんだなぁ、と。

歌昇くんは隈取もキリッとかっこよく、動きも大きくてかっこよかったです。
双眼鏡を持っていたらきっと顔ばかり見てしまっていたと思うので、逆になくて正解??
歌昇くんの弟である種くんは五郎の兄、十郎として登場。
やっぱり仮称くんと比べたら若さは隠し切れなくて、五郎の兄感はそんなになかったけれど
夢の中の人特有?のはかなげな感じはふんだんに感じられて、そこはすごくよかったような。
歌昇くん、実際はそんなに上背があるほうではないけども、すごく大きく見えました。


二.鳴神

ここからは双眼鏡ありで。
これは米吉絶間姫が本当によくがんばっていました。
花道から出てきたときのかわいらしさ、お上人さまと二人きりになって以降の色っぽさ、
そしてあの大量の台詞…
しかしあの胸元をさすられているときの目つき、色っぽかったなぁ。
あれは女性の私が見ていてもぽーっとなるくらいだったので
女性に慣れていないお上人さまなんてもうイチコロ(←古い)でしょう。

松也くんはなんか愛之助さんがお上人さまをしたときの感じによく似ていました。
あの、夫との話を聞いて転がり落ちてくる前までは
米吉くんばっかり見ていたのであれですけども、
松也くんのお上人さま、なんだかとても色気があって
絶間さまと二人での場面では二人のかもし出す色気で本当にどきどきしちゃいました。
二人とも初役でのお上人さまと絶間さまでしたが、
何回でも見たくなる、魅力たっぷりの組み合わせでした。
回を重ねるごとにきっともっと魅力的になる!と断言できる、いいお芝居でした。


三.流星

ここで今回巳之助くんを初めて見ましたが、ダメですね、もう涙が出て。
この前も言いましたが、今まで三津五郎さんと巳之助くんてそんなに似ていると思ったことがないのですが
この流星に出ている巳之助くんは本当に三津五郎さんとお顔が似ていました。
この後南郷と傘のおばけをやっているときは
特に似ているようには思わなかったので、不思議なもんですね。

冒頭の右近くんと隼人くん、美しかったです。
右近くんは、ああいう幻想的なお姫さま的な役がハマりますね。
普通の歌舞伎のお姫さまの衣装と違う、袖の部分がぴらぴらした衣装が妙に似合う気が。
隼人くんもきりっとかっこよくて本当に素敵なふたりでした。
こういう舞踊モノはだいぶ苦手な私ですが、巳之助くんの懸命の踊りに釘付けになり
眠くなることもなく、かなりしっかり堪能させていただきました。

・・・

このあとに例の抽選になったわけですが、
私はこのとき3階にいたのでどうせ当たらないと高をくくって
隣の席の見知らぬ方と話したりして完全にだらけていました。
このときの私はなぜか2階3階の抽選券はよけられていて
1階しか当たらないようになっているものだと思い込んでいたのです。
直接プレゼントを受け取りにいくのが2階3階は大変だからよけられているものだとばかり・・・
しかしこのときはばっちり2階の方も当選しており、誤解だったと気づくわけです。

このときの巳之助くんは夜の部の準備があるとのことで
早々に楽屋に引っ込んでいきましたが、引っ込んでいくまで客席を盛り上げていて
そんな一生懸命な姿を見てまた涙が出てしまうダメな私なのでした。


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